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China Roses [紫燕飛舞]

会社のベランダでチャイナローズを栽培しています。

完成されたモダンローズに比べて、ちょっと昔っぽい雰囲気が愛らしいですね。

IMGP0041.JPG                 粉粧楼  一説には北宋時代に作出されたというバラ。

初めて名前をパンフレットでみた時は、妓楼みたいな名前なので、もっとド派手なバラかと思ってました。

KIF_1365.JPG

咲いてみると、とても清楚な雰囲気のバラでした…。

「粉」とは中国語でピンク・桃色のことをいいます。

ほんのり薄桃色に頬染めた、まだ○を知らない乙女みたいなバラです。

 

粉粧楼が乙女としたら、こちらは○を知りつくした熟女でしょうか…。

IMGP0176.JPGIMGP0147.JPG                 紫燕飛舞  74年に杭州で作出されたというバラ

花びらのクシャクシャ感がたまりませんね。

香りは両バラともありますが、紫燕飛舞の香りの方が強いティー(紅茶みたいな)の香りです。

両バラとも四季咲き性は抜群。小ぶりですが良く咲いてくれます。

ENYAのCHINA ROSES↓ エンヤの曲で一番好きな歌です。

 

画面にはチャイナローズっぽいバラは出てきませんね。

 Enya--China Roses
Who can tell me if we have heaven
who can say the way it should be
Moonlight holly,the Sappho Comet
Angel's tears below a tree
You talk of the break of morning
as you view the new aurora
Cloud in crimson,the key of heaven
one love carved in acajou

One told me of China Roses
One a Thousand nights and one night
Earth's last picture,the end of evening
hue of indigo and blue
A new moon leads me to
woods of dreams and I follow
A new world waits for me
my dream,my way
I know that it I have heaven
there is nothing to desire
Rain and river,a world of wonder
may be paradise to me
I see the sun..I see the stars


紫燕飛舞と君子蘭と芍薬 [紫燕飛舞]

1974年、中国の杭州花園で作出されたという「紫燕飛舞」。

でもハッキリしてないらしい…。

もし本当だとしたら、文化革命(1966年~1976年くらいまで)の真っ最中に作ったわけで、これはすごいことだなと思うわけです。

文化革命中といえば「華美」なこと、「贅沢」なことは一切禁止の時代。女性は化粧はもちろん、スカートだってはけない時代(日本の戦時中みたい…)その時代に花の中でも華美なバラを作出していたとは驚きです。

私が滞在していた頃だって、生花店はまったくありませんでした。首都北京でですよ!庶民が生花を家に飾るという余裕はまだなかったんですね~。その代わりどの家でも趣味の悪い造花がごっそり飾ってありました。

 あの頃、北京ではほとんどの人が日本でいえば団地のような建物に住んでおり、中心部では清朝時代に作られた四合院(真ん中に広い中庭があって、それを取り囲むように4つの部屋がある家)もありますが、ほとんど庭のない状態。そんなベランダにはなぜかどこの家にも「君子蘭」があったのが不思議でした。

なんでも80年代後半に大ブームが起きて、それを巡って殺人事件まで起きるほどの熱狂ぶりだったそうです。そして、この君子蘭は日本からもたらされたものだと聞きました。

え?日本が君子蘭を輸出してたの??ちょっと驚きでしたね~。

ということで、中華な人は元来「花」が大好きなんです。熱狂するほどに。生花を愛でることさえ革命中は止められていたのですから、君子蘭にそれだけはまるのも無理はないかと…。

あの当時、寮の部屋にどうしても生花を飾りたくて、留学生や駐在の人に訊いたら、「友誼商店」(外国人しか入れない高級デパートみたいなところ 門番がいて警備している)に生花店があると聞きさっそく行ったことがありました。

ありましたーー、バラの花が!オレンジの高剣弁咲きのが。でも、花クビが折れて、しおれる寸前でした。

しかも高い!!めっちゃ高い!!

もちろん、買いませんでした…。外国人さえもあの高さでは買わないのですよ。だからしおれる…(汗)

そんな矢先、天檀公園を通っていたら、手に芍薬の花束を握った兄ちゃん二人が、移動しながら花いらんかえ~と売っているのに遭遇!買いたかったけど、あちこちまだ寄るところがあったのだ断念。どうも、郊外の農民が売りにきているらしい。芍薬は漢方で根を使うのでたくさん栽培されているみたい。

なんで、移動しながらかというと、無許可販売なので公園の管理人に見つかったらすぐに逃げるためだという(爆)なんでそんなこそこそしながら花売らなやあかんのかねえ~。

あれから約20年、私は北京に行ってないので知りませんでしたが、状況はかなり変わっているようです。生花店だらけ、花だらけだそうです。

日本ではバレンタインデーには女性から男性にチョコを送りますが、中国では男性から女性にバラの花束を贈る習慣があるそうです。これはいい習慣ですね~!

この20年でそれだけ経済が発展したかってことですよね。

やはりバラは「富貴」の花なのです。

(ところで、紫燕飛舞の画像、どこへいったやら見つかりませんでした…)


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